「阪神５－２ＤｅＮＡ」（１４日、甲子園球場）

　役目を果たした。阪神先発のランディ・メッセンジャー投手が７日の巨人戦（東京ドーム）に続き、２試合連続で８回を投げて８安打１失点。自身２連勝を飾り、今季初めて登板した甲子園で白星をゲットした。

　「帰ってこられてうれしい。これ以上の球場はないと思うし、これ以上のファンもいないと思っている。本当に最高。皆さんの声援はチームに勢いをもたらしてくれるので最高です」

　５番のロペスを除き、８人の左打者を並べたＤｅＮＡの打線にもひるまず、無四球で五回の１失点だけに抑えた。「（左打者８人に）変な感じはしたけど特に変えることもなく、どんどんストライクを取りにいけた」と納得の表情だった。

　スタンドでは愛する家族が見守っていた。「こんないいピッチングができるのも家族のおかげ。あしたも学校があるんで、来られるか微妙だった。来てくれて、うれしかった」。忙しい合間を縫って駆けつけた。感謝の思いを結果で表した。

　これでチームは２連勝。１５日からは敵地で中日３連戦を戦う。「名古屋へ行ってもここ何試合かのような野球ができれば、必ずいい結果はついてくると思う」。チームを上昇気流に乗せ、帰途についた。