藤浪「1人でも多く」G打線ねじ伏せる

 能見に続け!26日の巨人戦(甲子園)に先発する阪神・藤浪晋太郎投手(22)が25日、今季初完投勝利でG打線を抑え込むと誓った。24日の広島戦では、能見篤史投手(36)が9回2失点完投勝利でチームに流れを呼び込んだ。聖地の申し子が圧巻の投球で猛虎を上昇気流に乗せ、首位・巨人をねじ伏せる。

 聖地で新時代の伝統の一戦が始まる。高橋監督率いる首位巨人をなぎ倒すべく、第1戦のマウンドに上がるのは虎の若きエース・藤浪。「完投はもちろん目指しますし、毎回それに近い投球を目指しています」。今季初の完投勝利で、G打線を完膚なきまでにねじ伏せる。

 「(巨人打線は)打者によりますけど、チームとして何かを徹底してくるイメージあるので、相手の作戦にはまらないようにしたいですね。1イニングでも、1人でも多く投げられたらなと思います」

 前回、巨人と甲子園で相対したのは昨年9月28日。8安打無失点完封勝利で、自己最多を更新する14勝目を挙げた。「メンバーも替わっているので」と警戒心を緩めることはないが、「そんなに悪いイメージはない」と強気だ。今年4月5日・巨人戦(東京ドーム)も、8回6安打2失点で2勝目。負の要素は見当たらない。

 「指のかかりはすごく良かったので、それをしっかりコントロールできるようにしたいですね。より安定した投球ができるように、いろいろやってきたつもりです」

 19日・ヤクルト戦(甲子園)は5四死球と制球が乱れ、5回4失点で降板した。投球フォームの微修正の必要性を感じた右腕は、先週末のマツダスタジアムで三塁から一塁へ、スローイングの練習を何度も繰り返した。

 「いいフォーム、いいバランスで投げる。しっかり上から叩かないと、いいボールはいかないので」

 今季初の甲子園での伝統の一戦へ「首位にいるチームなので、叩いておきたい」と気持ちは高ぶっている。「ホーム球場ですし、しっかり投げられたらと思います」。26日のチケットは既に全席完売。虎党も藤浪が躍動する姿に期待を寄せている。

 この日は甲子園で行われた投手指名練習に参加し、キャッチボールなどで最終調整した。24日の広島戦で完投勝利を飾った能見に続き、背番号19が快投を見せる。聖地のマウンドで仁王立ちする。

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