左太もも裏を痛め、出場選手登録を抹消された阪神・西岡剛内野手（３１）の穴を北條史也内野手（２１）が埋める。２３日の広島戦まで全２４試合に出場してチームを支えてきた西岡の離脱に伴い、予想される出場機会増について「それは分かっています」と自覚を漂わせた。

　西岡と入れ替わりで昇格したのは、同じ二塁手の上本ではなく新井良。北條は前日の広島戦でも代走から二塁の守備に就いた。また、三塁、遊撃もこなせる背番号２への首脳陣の期待は高い。

　４年目の今季、開幕１軍入りし、少ない出場機会でアピールを続けてきた。３日のＤｅＮＡ戦では代打でプロ初安打をプロ初本塁打で飾った。一発も打てる、パンチ力のある打撃も魅力だ。

　スタメンは１０日の広島戦で「７番・三塁」として出場した１度だけだが、試合前練習では二塁も守るなど、いつでも出場できる準備はできている。大和との競争になるが、先発で起用される可能性も十分にあり得る。チームに空いた大きな穴を全力で埋める。