金本監督前向き「菅野で負けなかった」
「阪神3-3巨人」(28日、甲子園球場)
阪神・金本監督は勝てなかったことよりも、負けなかったことをポジティブにとらえた。
「菅野は良かったよ。ピンチでのギアの入れ方といい…。ウチはメッセと藤浪で勝てなかったのは痛いけど、菅野(相手)で負けなかったという見方もできる」
結果的に敗戦は免れたが、前回敵地での対戦で完封された右腕に対しては返り討ちにあった形だ。8イニングで得点は相手失策による1点のみ。7安打を浴びせたが、勝負どころで抑え込まれた。
連敗で迎えたこの夜。相手が菅野だけに3点先取された時点で3タテも覚悟せざるを得なかったが、土壇場で執念を見せた。
「(初戦)逆転負け、(2戦目)大敗のあとの引き分けだから、そこを前向きにとらえて、前を向いていかないといけない。選手たちも負けなかったということをプラスに考えてほしいと思う」
3失策も絡み大敗した前夜、「恥ずかしい」「情けない」「申し訳ない」とファンにわびた。雪辱はならなかったが、再戦への糧にする。