金本監督 次は「打ち勝つ」16三振喫し
「阪神2-1DeNA」(29日、甲子園球場)
若虎の活躍はうれしいが、手放しで喜べる勝利とはいかない。2度目の対戦だった今永に14三振を奪われるなど、球団ワーストタイの16三振を記録した一戦。阪神・金本監督は苦しんだ内容を踏まえて、相手左腕を称えた。
「キレはいいね。変化球も腕の振りが、ほぼ変わらないし。菅野と(同じぐらい直球がいい)ね。勝ちは付いてないけど、それが不思議なぐらいで、いいピッチャーには違いないので。だからと言って次、同じようなやり方をしてはダメだけど」
初回を3者連続三振でスタートすると、その後も捉え切れない。五回の陽川の逆転2ランがチーム初安打だったほど、苦しい展開だった。前回の対戦では六回に4連打で打ち崩していたものの、五回まで2安打1得点に抑えられていた。今後の対戦に向けて、対策は必要となる。
もちろん、その中でも勝てたことが大きい。「明日もいいピッチャー(井納)が来るんで、ストレートに負けないように、打ち勝ちたいですね」と、選手の発奮に期待した。