金本監督「若い力と主力で取った5点」
「阪神7-6DeNA」(1日、甲子園球場)
勢いある若手のお膳立てをベテランの経験で生かし、中堅の大和の一打で勝ちきった展開に、阪神・金本監督の笑顔もはじけた。
負ければ借金生活突入の中、今季初の5点差逆転勝利。「大きな1勝でした。今は順位は関係なしにしても、借金は気分悪いので今日は良かったです」と喜んだ。
「若い選手が作ったチャンスを、鳥谷、ゴメスの主力がかえすという、押し出しに助けられた部分はあったんですけど、そういう流れというか、若い力と経験ある主力の力で取った5点と思います」
チーム一丸の流れは七回だ。江越の四球と陽川と代打・原口の連打で満塁。押し出し四球を2つ挟み、鳥谷の適時打とゴメスの2点適時打で一気に5点を奪って同点に追い付いた。勝ちながら育てるという目標を掲げる中、狙い通りの攻撃となった。
これで再び貯金が「1」に。「選手はやってる時は意識はないんだろうけど。やっぱり俺は意識してるけど。さすがに借金というのはね」。内容もある勝利で、貯金と共に大きな手応えもつかめた。