能見3勝目スルリ…また横浜で勝てず
「DeNA5-5阪神」(15日、横浜スタジアム)
阪神・能見がツキに見放された。4-0の八回、2死から宮崎に適時二塁打を浴び、1点を返されたところで降板。すると、試合の流れが暗転する。その直後、内野陣の“お見合い”で2点を奪われると、2点リードの九回に、守護神マテオがまさかの救援失敗。同点に追いつかれ、今季3勝目はスルリと逃げた。
「それは仕方ない。次、また切り替えてやっていくよ」
試合後は前だけを見据えたが、状態が良かっただけに、悔やまれる結果となった。序盤からリズムのいい投球を展開した。あまりにテンポがよく、六回の守備終了時に、原口が3アウトを2アウトと勘違いしたほど。能見も「しっかりできた」と振り返ったように、七回までは被安打3の完封ペースだった。
香田投手コーチも、「今日は良かったね」と絶賛。不運な結末を「(交代は)宮崎のところでも、と思ったんだけど…。結果論になるけどね」と嘆いた。能見は4月1日・DeNA戦でも、1-0の九回に同点とされ、チームはサヨナラ負け。横浜の勝利の女神に、またも、ソッポを向かれてしまった。
次回は中5日で21日・広島戦(甲子園)での登板が濃厚。スッキリと白星で飾り、ハマスタの悪夢を振り払いたい。