福留弾!クリーンアップそろい踏みも

 「ヤクルト6-5阪神」(26日、神宮球場)

 中軸のアーチ競演も実らなかった。金本阪神になって初のクリーンアップそろい踏みも…勝ちきれなかった。追いつくところまでは行っても勝ち越せない。日米通算1000打点を達成した阪神・福留孝介外野手(39)は「この2試合流れが良くないから…明日は流れを変えるような打撃をしたい」と前を向く。

 二回にゴメスがバックスクリーンへ特大の同点弾を放った。2点を追う四回には、福留が追い込まれながらも外角直球を左翼席へ運んだ。「狭い球場だし、風も強かったから。その中でしっかりコンタクトできた」と3号ソロで1点差に迫ると、1死後、5番・原口も甘い変化球を左翼席にたたき込んだ。

 2014年以来となるクリーンアップそろい踏みのアーチ。節目の1000打点に日米を股にかけたベテランは「1人でできることじゃないから。前に助けてくれる仲間がいたからこその記録。感謝しないとけない」と言う。

 試合前練習中、福留はよく他の選手が行う打撃練習を右翼のポジションからじっくりと観察する。「このスイングの軌道でこういう打球が飛ぶとか。いろいろ考えながら見ることは多いね」。打撃のヒントになるのであれば自ら吸収する。気づいたポイントがあれば、惜しみなくチームメートに伝えている。

 仲間の存在に感謝し、仲間と共に積み上げてきた1000打点。だからこそ、勝って喜びを分かち合いたかったという思いは福留の偽らざる本心だ。

 「今は状態が悪いわけではないので。最低限、今の調子をキープしてね。もしくはもっと上がっていけるようにしっかりやっていきたい」と力を込めた背番号8-。27日からは東京ドームで宿敵・巨人との3連戦が控える。中軸がしっかりと打てば間違いなく、勝利への扉は開かれる。

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