安藤の意地!逆転の危機1球で脱出

 「巨人4-6阪神」(28日、東京ドーム)

 負けられない。岩崎の粘りはムダにできない。前がかりになり出した巨人の勢いを1球で押し返した。勝負どころを切り抜けた阪神・安藤優也投手の意地。坂本を抑え、リードを守り抜いた。

 「岩崎が頑張ってたし、先発にも勝ちが付いて良かった」

 訪れた勝負どころは2点リードの七回だった。2死二塁から、岩崎が重信に四球を与えて一、二塁に。一発逆転のシチュエーションで坂本が打席に入ったところで、マウンドに上がった。

 「そういうわけ(外中心の攻め)ではなかったけど」。一発警戒の意識はあった中、初球に投じたのは外角スライダー。引っかけさせて遊ゴロに仕留めると、阪神ファンの歓声が聞こえてきた。

 この日、マテオが登録抹消。「(マテオが)いないものは仕方ないので、みんなでカバーしていければ」。ブルペン最年長。それでも、年齢差に関係なく、常に一丸ムードを高めるように若手にも気を配る。この日昇格した青柳にも、練習前から声をかけ、緊張をほぐしていた。

 金本監督の「経験があるのは安藤しかいないので、祈る気持ちで行かせました」という期待にも応えた働き。「1球だったのはたまたまだから」と安藤。わずか1球でも、やり遂げた仕事の価値は大きなものだった。

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