北條今季3度目猛打賞!虎唯一のマルチ
「交流戦、阪神3-12西武」(3日、甲子園球場)
大敗の中で見せ場を作った。阪神・北條史也内野手が今季3度目の猛打賞。「結果が出たのはよかった」。5月28日・巨人戦以来となった先発で首脳陣の期待に応えた。
西武の先発は初対戦の左腕・バンヘッケン。「フォークがすごく抜けて落ちるので、追い込まれたら右方向を意識した」。未知の相手に対して、強引に行かなかったことが奏功した。初回1死はフルカウントから右前打。四回無死は詰まりながらも中前へ落とし、反撃への口火を切った。
七回1死は佐野に追い込まれた後、直球を引きつけてゴロで一、二塁間を突破。5月22日・広島戦以来となる猛打賞は、チーム唯一の複数安打だった。
先発では2試合連続で失策していたが、この試合は無失策。「ずっと(守備で)迷惑を掛けていたので、思い切ってやろうと思っていた。切り替えが大切だし、思い切りやることを考えている」。だが、試合に敗れては喜べるはずもない。今度は勝利へ導く攻守を見せる。