岩貞また満塁悲弾 また四球から…

 「交流戦、阪神4-8ソフトバンク」(19日、甲子園球場)

 またしても勝負どころで粘り切れなかった。四回までわずか1安打と好投していた阪神の先発岩貞だったが五回、先頭松田への四球を皮切りに崩れた。鶴岡、高田の連打などで2死満塁とされ、押し出しと城所の満塁弾で一挙5点を失った。

 「粘らないといけないところを粘れませんでした」と5回5失点での降板に唇をかんだ。3日・西武戦(甲子園)でも四球で走者をためてからメヒアに満塁被弾。「ランナーを出して、いかに粘れるかが最近の課題。大胆にいくところと、そうでないところを状況によって冷静に考えていかないといけない」と、同じ失点パターンの繰り返しを反省した。

 城所にはカウント3-1から141キロ直球を右翼席最前列に運ばれた。「あのカウントであの球種を投げざるを得なくしたところが…」とボール先行の苦しい投球を悔やんだ。柳田から外角低めの直球で2打席連続見逃し三振を奪うなど、岩貞らしさも見せたが“魔の五回”がすべてを台無しにした。

 菅野に投げ勝ってプロ初完封勝利を挙げた5月27日・巨人戦(東京ドーム)を最後に白星から遠ざかっている。4勝4敗で岩貞自身の貯金はとうとうなくなった。課題は自覚している。今季の覚醒が本物であることを証明するためにも、交流戦明けからが正念場だ。

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