サターホワイト上々 ベール脱いだ25球
阪神の新外国人右腕、コーディ・サターホワイト投手(29)=前エンゼルス傘下3Aソルトレーク=が19日、鳴尾浜で来日初のブルペン投球を行った。この日、2軍・オリックス戦(豊中)が雨天中止だったこともあり、掛布2軍監督も熱視線。中継ぎ陣強化へ期待がかかる右腕がベールを脱いだ。
キャッチボールで肩を慣らした後、ゆっくりとブルペンへ向かった。直球の他にスライダーやフォーク、チェンジアップを交えながら小気味よく25球。捕手の後ろから見守った掛布2軍監督や久保2軍投手チーフコーチへ上々のデモンストレーションを敢行した。
助っ人のブルペンに掛布2軍監督は「まとまっている。コントロールは悪いイメージじゃない。そんな荒れ球という感じではない」と評価。「あとはストレートのキレ。ゲームで投げてみてじゃないですかね」と期待した。
タテジマでの実戦デビューが待ち遠しい右腕。今後について掛布2軍監督は「本人や久保コーチと相談してみて。2週間ゲームから遠ざかっているし。(1軍の)交流戦明けか、(就労)ビザのこともあるから。そういうことも考えて」と説明。就労ビザの取得次第では今週末にも登板させたい方向だ。猛虎を救うべく万全な準備を整える。