原口 誠也封じる!鯉の1、2番出さん

 阪神・原口文仁捕手(24)が22日、リーグ戦が再開する24日からの広島3連戦(マツダ)を前に好調赤ヘル打線を警戒した。「ランナーをためて中軸に回さないように」との基本方針を示した。

 特に注意を払うのが1番・田中、2番・菊池の上位コンビだ。「塁に出られるといろいろ作戦だったり、それでクリーンアップに回る」と説明。チーム盗塁数62はリーグ最多。田中が16盗塁、菊池も7盗塁と機動力もあるだけに「1、2番を抑えて、ランナーなしの状態でクリーンアップと対戦したい」と青写真を描く。

 中軸では負傷離脱のエルドレッドに代わり、5番に入っている鈴木が大ブレーク中。3試合連続決勝弾を放って勢いに乗る若鯉について「もともといいものを持っている選手というのは見ていて分かっている。今、調子がいいので何とかいい攻め方をできたら」と警戒心を強める。

 「昨日一日休んだので、今日は感覚だけ忘れないように」と甲子園での自主練習で汗を流した。初の3番を経験するなど、打での貢献も求められるが「やれることをしっかりやるだけ」と表情を引き締める。首位広島とは7・5差。これ以上離されないためにも攻守で背番号94の働きがカギを握る。

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