サター2K無失点!来日最速150キロ
「ウエスタン、オリックス8-3阪神」(1日、舞洲ベースボールスタジアム)
初の公式戦で持ち味を出した。新外国人サターホワイト(前エンゼルス傘下3Aソルトレーク)が1回を1安打無失点。来日後最速となる150キロを計測した直球を中心に変化球を織り交ぜ、2三振を奪った。
「いいバッターと対戦できてよかった」。出番は六回。先頭・ボクセビックに、二塁と右翼の間にポトリと落ちる安打を食らった。続く園部をスプリットで空振り三振に仕留めたが、その隙に二盗を許した。
得点圏に走者を背負い、迎えたのは中島。だが、ここからギアを上げた。直球で追い込み、最後は外いっぱいのスライダーで見逃し三振。ブランコには逆球を捉えられるも、打球はバックスクリーン手前で失速。中飛に抑え、ほっとした表情でマウンドを降りた。
6月29日・トヨタ自動車戦(鳴尾浜)に続く2戦連続無失点。ただ掛布2軍監督は「まだボールがどうこうという段階ではない。彼を判断するには早い。肩、肘の張りもあるだろうし」と慎重な評価。盗塁を許した場面もあり、クイックに関しては「これからの課題になる」と指摘した。
次回登板に向けて「マウンドに慣れていけば球速は上がる。投げたいところに投げられるようにしたい」と助っ人右腕。テーマを胸に秘め、己を磨く。