金本監督「何なんやろ」また3安打負け

 「中日7-2阪神」(1日、ナゴヤドーム)

 月が替わり、場所を移しても、虎は眠ったままだった。3安打完封負けから一夜明け、またも屈辱の敗戦だ。3安打2得点。せめてもの意地は見せたものの、敗れたことに変わりはない。阪神・金本監督は、淡々と打線全体を振り返った。

 「どうやろうね、何なんやろ、昨日はワンバウンド(を振って)、今日はそんなに…多少審判が(ストライクゾーンが)広いのもあったかもしれないけど。相変わらずキレ、145キロを超えたら打てないという」

 今季、先発では3度目の対戦となったジョーダンに対して、三度目の正直とはならず、結果的に3敗目を喫した。初回1死から、鳥谷の右前打から2死満塁の好機を迎えたものの、北條が空振り三振に。その後、八回1死一塁からの原口の中前打まで、無安打に抑え込まれた。

 片岡打撃コーチは「今日はボール球をたくさん振ったわけでもない。ストライクゾーンを打ちにいってるけどそれをつかまえきれなかった」と振り返る。前日はDeNAの久保に対してボール球に手を出し、抑えられた。この日は直球を打ちきれず、変化球にやられるシーンが目立ち、攻略できなかった形だ。

 中日の中で、野手ではビシエドに相性が悪く、投手ではこのジョーダンに対戦防御率1・59という数字を残されている。苦手の相手に思い通りに暴れられた結果の敗戦。今後も対戦があるだけに、いつまでも同じようにやられるわけにはいかない。

 最短で3日にも自力Vが消滅する状況に変わりはないが、最下位ヤクルトとのゲーム差は0・5に縮まった。何とか流れを変えたい状況に、金本監督も「それはいつも思ってることよ」と力を込めた。一丸となってこの苦境を乗り越えていくしかない。

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