原口、横浜でお祭り再現だ!球宴で初打席初安打初打点
阪神・原口文仁捕手(24)が1日、“球宴の再現”を誓った。2日からDeNA戦が行われる横浜スタジアムは、7月16日のオールスターゲーム第2戦で、球宴初打席初安打、初打点を挙げた球場。縁起のいい場所で再び結果を残す。
鳴尾浜からタクシーに乗り込む直前、原口は、はっきりと言い切った。「もちろん、いつもと一緒(で打ちたい)ですよ」。横浜では前半戦の3試合で12打数無安打と当たりが出ていなかったが、球宴で同点の左越え適時二塁打を放った。もう苦手意識などない。見据えるのは、快音を響かせることだけだ。
バットだけではない。マスクでも勝利に貢献する。相手打線はセ・リーグ本塁打部門でトップに立つ筒香ら強打者が名を連ねる。「筒香だけじゃなく全体的に調子がいいので、しっかり抑えたい」。少しのミスが命取りになるだけに、決して警戒を緩めることはない。
7月31日・中日戦(甲子園)では、球団の捕手では78年・田淵幸一以来となる4番に抜てきされた。金本監督が「打線の中では一番、信頼がある」と起用意図を説明したように、寄せられる期待は高い。「まだまだなんで、頑張るだけです」。飽くなき探求心で、横浜から始まる夏のロードも「主役」になる。