藤浪が11日の広島戦に先発 首位叩きへ中5日登板
阪神・藤浪晋太郎投手(22)が、中5日で11日・広島戦(マツダ)に先発することが9日、わかった。この日はマツダスタジアム内のブルペンに入り、最終調整。首位を走る広島をたたくため、上り調子の背番号19が敵地のマウンドに立つ。
藤浪は5日・ヤクルト戦(神宮)で7回2安打無失点の好投で2カ月ぶりとなる5勝目を挙げた。フォームを改造するなど、試行錯誤を続ける右腕の調子は上向きだ。
香田投手コーチは「いろいろあるんだよ、いろいろね」と明言を避けたが、首脳陣の期待も大きい。藤浪の今季広島戦は3試合で0勝3敗、防御率4・29。ここまで分が悪かった鯉打線も、今の藤浪なら十分通用する。
当初、3戦目の先発を予想されていた青柳は、12日からの中日3連戦(京セラドーム)に向かう見込み。この日は、ゴロ捕球などフィールディング練習などをこなした。金村投手コーチは「(ゴロ捕球は)自分を助けるためにもね」と、登板間隔が空いた時間は課題克服に費やす。
シーズンも残り40試合を切り、金本監督は「一番上しか見ていないから」と話す。藤浪を先頭に真夏を乗り切る。