金本監督「ファンにこの3連戦のような野球を」大型連勝狙う
「DeNA3-9阪神」(25日、横浜スタジアム)
試合後の会見で阪神・金本知憲監督の表情は柔らかかった。今季2度目の4連勝で夏のロード勝ち越しを決め、CSを争う3位・DeNAに0・5差まで迫った。3番に据えた高山が猛打で打線を引っ張り、チーム状態が右肩上がりだから当然、笑顔にもなる。それでも数字上の意識を問われると、素っ気なかった。
「京セラで試合があるから今どきロードという意識もないし、(DeNAに0・5差も)言うほど意識はない」
54勝62敗3分けの借金8で本拠地へ戻る。最大の目標だったレギュラーシーズンVを逃そうとも、最後まで虎党を失望させたくない。「甲子園に来てくれるファンに、巨人戦の3戦目と、この3連戦のような野球をできるように、ぜひとも(選手は)披露してほしい」。この勢いを甲子園へ持ち込み、大型連勝へつなげる。