高山15年ぶり虎新人規定到達!逆転CSへ若トラ打ちまくれ

 「中日9-3阪神」(30日、ナゴヤドーム)

 球団史に名を残す勲章を手に入れた。阪神・高山俊外野手がシーズン規定打席に到達。阪神の新人では2001年・赤星憲広以来15年ぶり10人目。大卒新人に限れば、1980年・岡田彰布以来36年ぶりの快挙となった。

 それでも素直には喜べない。チームはCS進出へ向けて痛恨の4連敗。「いろいろ振り返って悔しい試合だった」。20日・巨人戦から3番を任され続けているルーキーは、敗戦に表情を曇らせた。

 初回2死はチーム初安打となる左前打。11打席ぶりの安打で勢いに乗った。五回1死の3打席目が、規定打席到達となる今季通算443打席目。節目は自ら祝った。

 バルデスのスライダーに的を絞って打席へ。初球。外角へ逃げる白球を捉えた。快音を残した打球は、背走する中堅・大島のはるか頭上を越えて、中堅フェンス上部を直撃する二塁打となった。

 「結果はよかった」と振り返った。だが、2打席目の後悔が胸中を支配していた。

 二回に2点を返し、5点差で迎えた三回無死一、二塁。2球連続で外角スライダーを空振りすると、3球目の外角直球で見逃し三振に終わった。

 まだ序盤だっただけに、出塁や走者を進める打撃ができれば、展開も変わっていた可能性があった。「(第3打席以外の)他の打席が納得いっていない」と悔やむのも無理はなかった。

 ただ、1年目にして規定打席に到達した実績は揺るがない。積み重ねてきた経験を自信に変え、勝敗や展開を左右する場面で、結果を残す打者を目指す。

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