阪神 高山、福留の連続タイムリーで1点差に
「阪神-巨人」(6日、甲子園球場)
阪神は3点を追う五回に、高山俊外野手と福留孝介の連続適時打で2点を返した。
苦手の菅野をとらえたのは五回だった。2死から北條が中前打を放つと、続く上本は左前打で一、二塁のチャンスを演出。ここで、まずは高山が期待に応えた。菅野の初球をはじきかえすと、打球はライナーで左前に運ぶ適時打となり、1点を返した。
高山は「打ったのはシュート。チャンスだったので、いいボールが来たら積極的に打ちにいこうと思って打席に入りました。ランナーをかえすバッティングができて良かったです」とコメントした。
さらに続いた2死一、二塁では、福留が魅せた。追い込まれながらも6球目の変化球を振り抜くと、鋭い打球は右前に抜ける適時打に。続くゴメスは空振り三振に倒れたものの、1点差に迫る4連打となった。
菅野に対し、今季はここまで3戦1勝1敗という成績だったが、防御率は0・00に抑えられていた。4度目の対戦にして、高山の一打が対菅野の今季初の適時打に。また、高山はこの打点で、田淵氏に並ぶ球団新人2位タイの56打点となった。
福留は「打ったのはスライダー。ヒットが続いて回ってきたチャンスだったので、自分も後ろへつないでいこうということしか考えていませんでした」とコメントした。