虎党も鯉優勝祝福 神宮で惨敗見届け…
優勝へのマジックを1としていた広島が10日、東京ドームで行われた巨人戦に6-4で勝ち、25年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした。神宮球場で阪神の惨敗(1-9)を見届けた直後、最寄駅近くの飲食店では、大勢の阪神ファンが店内のテレビで広島の優勝を見届けた。
家族で神宮帰りの男性会社員(48)は「複雑ですけど、おめでとうと言いたい」と祝福。新井良太のユニフォームを着た東京都町田市の男子中学生(14)は「25年ぶりというのは、こっちまでうれしくなります。お兄ちゃん(新井貴浩)は戻って良かったと思いますね。金本監督には、1年目だけど采配をどうにかしてほしい」と、明暗が分かれた元師弟コンビに思いを向けた。
広島のユニフォームを着ていた広島市出身の男性会社員(37)は周囲から握手を求められたといい、「東京ドームのチケットが取れなかったので神宮に来てました。スタンドから送ったパワーが届いたと思います!」と喜色満面。
阪神ファンが大合唱する応援歌「それ行けカープ」も響いたが「サビしか分からん…」の声も漏れていた。