能見、2年ぶり中継ぎ 金本監督 左のセットアッパー「1枚ほしい」

 「中日1-4阪神」(25日、ナゴヤドーム)

 「ピッチャー・能見」のアナウンスに敵地の観衆がどよめいた。3点リードの七回2死、阪神・金本監督が3番手でマウンドに送り出したのは背番号14だった。15年10月4日・広島戦以来の中継ぎ登板で、左打者2人を1安打無失点で切り抜けた。

 代打・森野に初球の147キロ直球を中前打されたが、続く大島はフォークで投ゴロ。今季の能見は24試合に先発して8勝12敗。開幕からローテを守ったが、左の中継ぎが手薄なチーム事情から来季への可能性を探るため、22日・広島戦からブルペン待機していた。

 金本監督は「1人しっかり、右(打者)がきても大丈夫というピッチャーをね。左ピッチャーが1枚ほしい」と、能見を岩崎とともに左のセットアッパー候補としていることを明かした。能見は真っすぐとフォークで「三振を取れるから」と適性を示し、両左腕の同時転向を「あり得るかも」としながらも「先発が足りなくなるから、どちらかとは思うけど」と基本的には能見か岩崎の1人を選択する構想だ。

 打者2人のテスト登板を終えた能見は「(アウトにしたのは)1人なので特に何もないです。僕は言われたところで投げるだけです」とチーム方針に従う考えだ。ベテラン左腕は求められた仕事場でチームの勝利に貢献する。

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