岩貞、高校先輩ヤクルト・山中と自主トレ “天敵”から技盗む
阪神・岩貞祐太投手(25)が4日、今オフにヤクルト・山中浩史投手(31)と初めて自主トレを行う考えを明かした。山中は熊本・必由館の先輩で猛虎の天敵。それぞれ左腕と右下手投げでタイプは全く異なるが、エキスを吸収する。
「12月は鳴尾浜でトレーニングして、年明けは熊本で山中さんとやりたいと思います」。オフの過ごし方を問われ、ハッキリと答えた。チームは今季、山中に3勝を献上。防御率1・49に抑えられたが、岩貞は今季2度投げ合って1勝1敗。2度目の対戦となった9月11日(神宮)は、プロ2度目の完封で投げ勝った。
岩貞自身は今オフのテーマに「直球を磨く」ことを挙げる。「直球がよければ、緩急も生きる。打者が嫌がる直球を追求する」。秋季キャンプでの投げ込みはクイックからの直球など、実戦を想定して投げるつもりだ。
レベルアップに努めると同時に“天敵”のいいところも盗む。そうすれば、味方打線に還元できるものも見つかるかもしれない。