久保コーチ若虎に「第2の岩貞」指令!フェニックスで何かをつかめ
阪神・久保康生2軍投手チーフコーチ(58)が8日、若虎投手陣に「第2の岩貞」指令を出した。「岩貞は昨年のフェニックスで何かをつかんだ。みんなもそうなってほしい」と願いを込めた。
久保コーチは覚醒を予感していた。それは昨年のみやさきフェニックス・リーグ前のことだ。「自分から聞きに来たんです。岩崎、島本が1軍に呼ばれるのはなぜですかって」。昨季まで通算2勝だった岩貞が危機感から自発的に行動を起こすと、同コーチは「制球に問題がある」と助言。その後フォームを改善し、今季の10勝、チームトップの防御率2・90、規定投球回登板につなげた。
現在同リーグ参加中の全選手が今季1軍を経験。それだけに「全員に(活躍の)気配を感じている。みんな1軍で使ってもらって、ヒントを得ている」と期待する。
この日は鳴尾浜での残留練習終了後、筒井2軍守備走塁コーチとともに宮崎へ出発。「こちらから一方的に言うだけじゃ、意味ない」。積極的な若虎を心待ちにしていた。