ドラフトくじは今年も金本監督に託す 今年はガッツポーズ”リベンジ”だ

 阪神・金本知憲監督(48)が17日、20日に行われるドラフト会議での、クジ引きに関して言及。自らが務めることに少し消極的な姿勢を見せながらも、球団側は自信を持って指揮官に任せる方向だ。昨年は高山を引き当てたものの、勘違いしたヤクルト・真中監督にガッツポーズを奪われ“消化不良”。今年、1位指名方針の桜美林大・佐々木千隼投手(22)が競合となれば、昨年同様引き当てた上で、会心のガッツポーズを決める。

 劇的なドラマが起こった昨年10月22日のドラフト会議から、早いもので1年となる。10月20日、迫り来る運命の一日。阪神は競合も覚悟の1位指名に挑む。クジを引くことについて金本監督は、笑みを浮かべながら胸の内を明かした。

 「今年は運が悪いからあんまり行きたくない。運のいい人が誰か行ってくれたらいい」

 自身の今年を振り返ると、少し弱気?な思いも頭をよぎるが、いざその場になれば「勝利」を目指すだけ。阪神はすでに、桜美林大・佐々木を1位指名する方針で固まっているが、他球団の評価も高く、実際に競合してクジ引きとなる可能性は十分にある状況だ。それだけに、指揮官に集まる期待は高い。

 この日、四藤球団社長はドラフトでのクジ引き役は監督かという問いに「そらそうやろ。それしかない。引っ張ってきてもらわないと」と語気を強めて期待を口にした。運命の勝負は指揮官に託す。そこに変わりはなく、だからこそ昨年以上のドラマが見たい。

 高山を引き当てた昨年のドラフトでは、ヤクルトと競合。就任直後の金本監督が先に左手でクジを引いた中、後に引いたヤクルト・真中監督が外れを当たりくじと勘違いしてガッツポーズ。結果的に金本監督が当たりを引いていたが、そういった一連の流れもあり、会心のガッツポーズとはいかなかった。

 高山の今季の活躍を思えば、見事な当たりくじ。狙うはその再現だ。「クジ、抽選になるんかなあ。どうでしょう」と金本監督。この日の秋季練習は休日。来季を見据えた鍛錬の日々と並行して、大勝負に挑む。消化不良の形で終わりたくない。当たりくじを引き、歓喜の拳を握りしめる。運命の赤い糸を再び手繰り寄せる。

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