望月、3戦連続“光”投 抜群の安定感で開幕ローテ入り狙う
「フェニックスリーグ、阪神1-2巨人」(18日、アイビースタジアム)
3戦連続の好投だ!阪神の望月惇志投手(19)が、みやざきフェニックス・リーグの巨人戦(アイビー)に先発して8回2失点。掛布雅之2軍監督(61)からもそのポテンシャルを高く評価された右腕は、来季の開幕ローテ入りを目標に掲げた。
安定感がどんどん増していく。各球団の若手が必死に猛アピールを続けているみやざきフェニックス・リーグ。その中でも際だった存在になりつつある。期待の右腕・望月が3戦連続での好投。2点を失ったが、わずか90球で8回を投げ切った。試合後、急成長を見せる19歳が目標に掲げたのは「開幕ローテ入り」だ。
「今、一番近い目標でもありますし、意識している部分。最後(今季最終戦)に上で投げさせてもらって、雰囲気も感じられた。それを無駄にせず、生かしていければ」
この日の相手は橋本到、立岡ら1軍経験者が並んだ巨人打線。それでも表情一つ変えず、淡々と打者に向かっていく。ストライク先行でテンポのいい投球。この日与えた四球は1つだけ。150キロを計測した自慢の直球に加え、制球力も大きな武器となっている。
掛布2軍監督も高評価だ。「投げるたびにいい部分が感じられる。あとは変化球の精度だけど、今は真っすぐで押していっていいと思う。いいものを持っているわけで、開幕…それくらいを目指さないといけない」と背中を押した。
猛アピールを続ける望月だが、立ち止まることはない。「意図した球が投げられない技術のなさが目立った」。課題を一つずつクリアし、さらなる進化を目指す。