阪神ドラ5糸原健斗、気持ちは社会人選手権へ
「オープン戦、JX-ENEOS4-0日立製作所」(23日、ENEOSとどろきグラウンド)
阪神からドラフト5位指名を受けたJX-ENEOS・糸原健斗内野手(23)が「3番・三塁」で出場。2三振を含む3打数無安打と快音を鳴らすことはできなかった。
ドラフト後、初の実戦だった。29日開幕の社会人野球日本選手権大会へ向けて「ドラフトの時はほっとしてたけど、気持ちはもう選手権に向かっている。しっかり調整して、やっていきたい」と先を見据えた。
糸原は島根県雲南市出身。175センチ、80キロの右投げ左打ち。50メートル走6秒1、遠投110メートル。開星、明大、JX-ENEOSを経て阪神から指名を受けた。
開星では1年秋からレギュラー入りし、2年春、3年春夏に甲子園出場。高校通算29本塁打を放っている。明大では1年秋からリーグ戦に出場。高山、坂本といった阪神在籍の選手と共にプレーし、3年春秋にベストナイン(三塁手)、3年時の全日本大学選手権では首位打者を獲得した。JX-ENEOSでは都市対抗本大会に出場している。
20日のドラフト当日では、「金本監督の現役時代のように、勝負強い選手になりたいです」と宣言。開星での高校3年間は、指揮官も現役時代に通った広島市内のトレーニングジム「アスリート」で筋トレに励んだ経験を持つ。