藤浪、侍モード突入 WBC使用球で練習開始「感覚を合わせていければ」
阪神・藤浪晋太郎投手(22)が23日、メンバー入りしている野球日本代表「侍ジャパン」での11月の強化試合に向けて、WBC使用球での練習を開始した。代表での背番号は「17」に決定。“侍モード”に突入だ。
じっくりと感触を確かめた。藤浪が手にしたボールは届けられたばかりのWBC使用球。岩貞を相手にしたキャッチボールでは、右手に馴染(なじ)ませるように投げ込んだ。
普段のボールと違えど、しっかり対応していく。表面の革質が滑りやすいとされる“WBC球”。実際に試投した藤浪も「質感は全然、違いますね。滑りやすい?よく言われているような感じです」と印象を口にする。今後は秋季練習中のブルペンにも持ち込んでいく考えだ。
約1年半ぶりとなる日の丸。侍ジャパンでは14年秋の日米野球、15年春の欧州選抜戦に続いて背番号「17」を背負う。来年3月の本番を前に、まずは11月に予定されているメキシコ代表やオランダ代表との強化試合に照準を定める。
この日は他の投手陣と鳴尾浜での秋季練習に参加した藤浪。「うまく(ボールの)感覚を合わせていければ、と思います」。WBC球を自分のものにし、侍での快投を披露する。