横田よ「壁」越えろ!金本監督「投手でいうブルペンエース」

 みやざきフェニックス・リーグに参加していた阪神・横田慎太郎外野手(21)が25日、甲子園での秋季練習に合流した。24日の帰阪翌日に、いきなりの練習だったが精力的に汗を流した。一方で金本監督からは、練習での打撃内容を試合で発揮できるよう、もうワンランク上の飛躍を要求された。

 打球音が甲子園室内に響き渡る。1球1球に全力でバットを振り、屋外で降り注ぐ雨の音をかき消した。「コンディションは全然、大丈夫です」。真っ赤にほおを紅潮させた横田の言葉に偽りはないだろう。

 しかし金本監督は物足りなさを感じていた。「練習でいいものは出てる。それが試合で出せない。壁だろうね、壁だろう」。練習で強く、本番に弱い。悩める21歳を指揮官は「投手でいうブルペンエース」と表現した。「ブルペンではすごいボールを投げるけど、マウンドでストライクが入らない、球威が出せないとか。まさにそのタイプでしょう」

 今季はオープン戦で打率・393の成績を残し、開幕スタメンをつかんだ。しかし38試合の出場で0本塁打、4打点、打率・190と1軍に定着できなかった。全11試合に出場したフェニックス・リーグも打率・231に沈んだ。あまりにも高い壁が行き先を阻んでいる。

 「(秋季キャンプは)勝負だと思うんで、1球1球大事にしていきたい。(走攻守)全てでレベルアップしないといけないんで、しっかりやっていく」と横田。さらなる成長を遂げるため、精進を続ける。

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