ドラ6福永、お立ち台で阿波踊り披露する!第2の故郷・徳島に恩返し
“第2の故郷”を全国にアピールする!阪神からドラフト6位指名を受けた福永春吾投手(22)=徳島インディゴソックス=が28日、徳島県徳島市の球団事務所で指名あいさつを受けた。1軍で活躍することを誓った上で、徳島への恩返しの意味を込め、お立ち台で前代未聞の「阿波(あわ)おどり」を披露する目標をぶち上げた。
想像するだけでほおが緩む。2年を過ごし、たくさんの経験を積んだ徳島は、福永にとって第2の故郷。プロへの道を切り開いてくれた恩返し-。1日も早く1軍で活躍し、お立ち台で伝統芸能である「阿波おどり」を披露することを誓った。
「指名された場所でもありますし、(恩返ししたい気持ちが)すごくある。ヒーローインタビューでできたら一番いいですね」
これまでにも「にわか連もり上げ隊」の一員として、2年連続で阿波おどりに参加するなど地域貢献してきた。これからは「徳島」を背負い、甲子園のスタンドをさらに一体化させるつもりだ。
実現させそうな雰囲気を漂わせる。185センチ、90キロの恵まれた体格。セールスポイントは「三振が奪える投手です」と力を込めた。最速152キロの直球を軸に、スライダー、チェンジアップ、フォークなど変化球も多彩。今季も四国ILpで81奪三振を記録し、同リーグの奪三振王にも輝いた。
目標とする投手は今季限りで現役引退した福原だ。「福原さんのように、パワフルな投球を目指したいです。引退試合も見ましたけど、最後まで自信のあるボールを投げ続ける姿に引き込まれました」と理想のスタイルを脳裏に描いた。
プロで生き抜くためには、「一芸」が必要。18年間プレーした福原も力強い直球に人一倍のこだわりを持っていた。同じように、信じた球を投げ込んでいく。「真っすぐに自信があります。力強さをアピールして1軍で活躍し、息の長い投手を目指したいです」。球速に加え、質も磨いていく覚悟だ。
「何も(悔いを)残すことなく、しっかりした準備をしていきたい」。ドラフト6位と言えども実力は十分。ベールを脱ぐ瞬間が待ちきれない。