高山、新打法で藤浪撃つ!「対戦するからにはいい結果で」
阪神・高山俊外野手(23)が28日、新打法での“藤浪撃ち”を宣言した。秋季キャンプ中に予定されている実戦では、秋季練習時から取り組む左方向を意識した打撃も実践する構え。登板の可能性がある藤浪に対しても、本気で挑んでいく考えを明かした。
「この1年間、後ろを守ってきて不思議な気持ちはありますけど…(笑)。対戦するからには、いい結果で終わりたいですね」
30日のシート打撃、11月4日の紅白戦で激突する可能性もある。侍ジャパンの強化試合を控える藤浪にとって重要な調整の場。真剣勝負が繰り広げられることは間違いない。160キロ右腕との対決で結果を残すことができれば、秋季練習時から取り組む新打法にも自信が芽生える。
バットを上から出し、逆方向への打撃を徹底した10月。球団新人安打記録を塗り替えた打撃から、さらなる進化を目指して新たな形に挑戦している。一方、「厳しい練習になると思いますけど、体重を落とすことがないようにしたいです」とトレーニングにも多くの時間を割くつもりだ。
「自分が良かったと思えるような秋季キャンプにしたいですね」
今季は134試合に出場して打率・275、8本塁打、65打点。持ち前の長打力にもさらに磨きをかけたいところ。初の秋季キャンプで未知数な部分も多いが「体が強くなるのが一番」と気合は十分だ。全ては来季、チームの柱になるための過程。「ぶれずに頑張っていきたいです」と話した表情は晴れやかだった。