藤浪 WBCへ出陣!侍J合流前に「本番に選ばれるようアピール」
阪神・藤浪晋太郎投手(22)が5日、高知・安芸で行われている秋季キャンプを一足早く打ち上げた。10日に始まる侍ジャパン強化試合を前に、6日からは代表合宿(QVCマリン)に参加。来春3月の第4回WBC出場へ、最速160キロ右腕が走りだす。
小麦色に日焼けした顔が勇ましい。充実のキャンプを終え、この日の午後に空路で高知を離れた。侍ジャパンの本隊に合流し、6日からの代表合宿に備える。メキシコ、オランダと戦う強化試合での登板日は未定だが、全力で右腕を振る準備は整った。全ては、来春3月7日に開幕する第4回WBCへの道につながっている。
「本番の試合に選ばれるように頑張りたいですし、アピールできるように頑張ります」
今回予定されている4試合の中で、結果を残せばチャンスは広がる。背番号19は「持ってるものを全て出せるようにやっていきたいです」と力を込めた。
金本監督は「いい投球をして自信をつけてほしい」と激励。香田投手コーチは「日本を代表する選手が集まってるし、見たり聞いたりして勉強してきてほしい」と背中を押す。今季7勝11敗に終わった藤浪にとって、絶好の学舎でもあるのだ。
今キャンプではWBCの公式球を使用し、従来より曲がりの大きいツーシームなども試投してきた。この日は、キャッチボールなどで調整。17年の春に待つ夢に見たひのき舞台へ、虎で唯一の侍戦士がチャレンジする。