メッセの開幕投手再考も 苦手広島に鬼門マツダスタジアムで
阪神の香田勲男投手コーチ(51)が14日、来季の開幕投手を再考する可能性を示唆した。10月14日に金本監督がメッセンジャーを指名したが、今月10日に開幕戦は助っ人が苦手としている広島(マツダ)になったことが発表された。「まだ(金本監督と)話し合っていない。これからそういう話になってくるでしょう」と香田投手コーチ。今後、議論を重ねていく方針だ。
今季チームトップの12勝を挙げた右腕。指揮官の信頼は厚く、シーズン終了後に異例の早さで開幕投手を託されることが決定的となっていた。しかしその相手がセ・リーグ覇者となれば話は別だ。
今季、メッセンジャーは広島戦に3試合登板して1勝1敗、防御率12・46と他の球団と比べて特に相性が悪い。さらにマツダスタジアムでは2試合に登板し、防御率10・24。香田コーチは「マウンド自体、そんなに(相性は)悪くない」と話すが、数字だけ見れば決して楽観はできない。
在籍7年で73勝の実績を誇る助っ人右腕。今季もチームが低迷し、苦しい状況の中で1年間投げ抜いたタフさもある。2017年シーズンの好スタートを切るために何が最善か。悩ませる日々が続きそうだ。