能見7年連続規定投球回クリアで100勝だ「できればいいと思う」

 規定クリアで100勝!阪神・能見篤史投手(37)が15日、甲子園クラブハウスを訪れ、7年連続規定投球回到達に意欲を見せた。今季終盤にリリーフを経験したが、38歳を迎える来季も先発起用が決定。「この年でやるからには規定を投げないといけない」。先発投手の勲章に、強いこだわりを示した。

 故障なく、安定した投球を続けなければ、到達できない数字だ。阪神で2リーグ分立後に7年連続となれば00年・藪恵壹以来、左腕では球団史上最長9年連続を誇る江夏豊以来、2人目の大記録となる。

 その先に見据えるのが、あと8勝に迫っている通算100勝だ。

「長年やっていれば積み重ねだから。できればいいと思うけど」。本人は涼しい顔で話すが、猛虎の歴史に名を刻む偉大な数字だ。阪神の日本投手では山本和行以来、ちょうど10人目。左投手に限定すると江夏、山本に次いで3人目の金字塔だ。

 メモリアルシーズンは3月31日・マツダスタジアムでの広島戦で幕を開ける。能見は通算14勝6敗、防御率1・87の好相性を誇る、マツダの鬼。前日14日には香田投手コーチが相性の悪さから「メッセンジャー開幕投手」という金本案の再考を示唆したばかり。いきなりベテランの力を借りたくなるが、「どこでもしっかり投げないといけない。(開幕は)決めることじゃない。まずはローテーションに入っていかないといけない。いつもそういう思いでやっている」と頼もしく言った。来季もローテの真ん中で、チームを支えていく。

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