”シン・江越”フルスイング封印で三振減らす
阪神・江越大賀外野手(23)が18日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万増の1700万円でサインした。今季は72試合に出場して打率・209、7本塁打。217打席で78を数えた三振を激減させるため、持ち味のフルスイング封印も辞さない覚悟だ。
「ただ振ればいいわけじゃない。コンパクトに振って、それでも飛ぶということをキャンプでしっかり意識できたので。もう一回、一から変えるというか、そういう気持ちでやっていきたいです」
キャンプ中のフリー打撃では、コンパクトなスイングに専念。それでも打球は飛んでいった。飛距離、走力はチーム屈指。長所を生かすため、来季は“シン・江越”を披露する。
この日は甲子園でスタートした「ウエートトレーニング合宿」に参加。「キャンプで終わりではない。来シーズンの準備はもう始まっている」。言葉には悲壮感すら漂った。オフも休まず、勝負の3年目へ向かう。