高山、藤井コーチから男前イズム吸収「大先輩の話を聞けて良かった」
阪神・高山俊外野手(23)が1日、大阪市内で行われた「阪神タイガース新人選手研修会」に出席した。講師役を務めた藤井彰人2軍育成コーチ(40)の講義では「男前イズム」を吸収。2年目へ挑む、プロとしての心構えを学んだ。
男前の“授業”は高山の心に響いていた。周囲への感謝を忘れないこと、お酒などプライベートもしっかり自己管理すること。また、大けがを乗り越えた自身の経験も伝えた。
藤井コーチはプロ2年目に右膝の靱帯(じんたい)断裂という苦難を味わった。試合に出られない悔しさを人一倍知ったという。講義終了後、高山は「17年間やられた方。僕も長くやりたいと思っているので、大先輩の話を聞けて良かったです」と神妙な面持ちだった。
「一日も休まずに、アピールできるようにやっていきたいです」
高山も昨年、右手有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折して悔しい思いをした。新人王を獲得した今季から、さらなるステップアップへ。男前の言葉を胸に、2年目へ挑戦していく。