キャンベル契約合意 キャンプまでに体作る、勤勉助っ人や
阪神は2日、米国イリノイ州シカゴ市内で、前メッツのエリック・キャンベル内野手(29)と来季の選手契約を締結したことを発表した。1年契約で年俸7000万円(金額は推定)。背番号は「29」。キャンベルは広報を通じて、新たなチャレンジに意欲を示すコメントを発信した。
最後のピースが埋まった。既に大筋合意していたキャンベルとこの日、来季の選手契約を締結したことが発表された。正式契約の場でタテジマに袖を通すなど気持ちは前向き。キャンベルは阪神での成功にかける意気込みを広報を通じて明かした。
「メジャーでは日本の投手との対戦経験もあり、日本の野球のレベルの高さは十分に理解しているつもりです。国際スカウトの方から、キャンプでは多くの時間、打撃練習を行うので、それに対応できるように、体をしっかり作ってくるように言われています」
慢心はない。まずはしっかりと準備を整える。今季、メッツでは40試合で打率・173、1本塁打、9打点だったが、3Aラスベガスでは83試合で打率・301、7本塁打、47打点。「この2年、メジャーに上がったり、マイナーに下がったりの状態でしたので、思いきって日本でのプレーを望んでいました」。新天地への思いは強い。
高野球団本部長は「三塁手として獲得しました。勝負強いところを生かしてもらいたい。(守備位置は)まず三塁の状態を見てから」と話し、打順についても「監督と話し合ってですけど、中軸から6番ぐらい」と期待を寄せた。
「ゲームだけではなく、システムにもしっかりとアジャストできるように、アドバイスももらいながら頑張っていきたいと思っています。ベストを尽くします」。金本阪神勝負の2年目。糸井だけでなく、キャンベルの活躍もカギを握っている。