ドラ1大山 大谷を高山を金本監督を超える!背番号3に誓った大きな目標

 期待の大砲候補が超ド級宣言だ!阪神は5日、大阪市内のホテルで新人8選手の入団発表会見を行った。ドラフト1位・大山悠輔内野手(21)=白鴎大=は金本知憲監督(48)、高山俊外野手(23)、日本ハム・大谷翔平投手(22)に対し「超えていきたいです」と壮大な野望を表明。背番号「3」のタテジマに袖を通し、前を行く3人の背中を追っていく。

 大山の夢には続きがあった。少し肌寒い師走の風を感じながら、プロ野球選手としてのスタートラインに立ったこの日。タテジマに袖を通し、掲げた次なる目標はあまりに高い壁を超えていくことだった。

 緊張の面持ちで金びょうぶに彩られた壇上に上がった大山だったが、横に座った金本監督の仰天発言に思わず爆笑してしまった。「今年のドラフトの方針として顔のいい順にとっていこうということで、8人のイケメンがそろってくれました」。続けて司会者から予想外の質問が飛んだ。

 「ドラフト1位の大山選手は、横にいる金本監督に似ているという話もありますが…」

 指揮官は「僕の方が男前だと思います」と即答。さらに、大山がマイクを取ると今度は予想通りの質問が投げかけられた。「先ほど、監督からは『監督の方がイケメンだ』という話がありましたが…」。指揮官から耳打ちされた後、ルーキーは「自分の方が勝っていると思います」と笑みを浮かべて答えた。

 和やかなムードの中で入団会見が終わると、大山は自身が描く壮大な夢を語り始めた。ほんの数分前は金本監督に顔で勝っていると冗談交じりに話していたが、「成績でも超えていきたいです」と真顔で宣言。1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持ち、通算476本塁打を放った虎将を超える選手になると誓った。

 さらに、対戦したい投手を問われ「同い年の大谷翔平には負けたくないという気持ちがあるので、しっかり勝てるように練習していきたいと思います」と165キロ右腕との対決を熱望。完膚なきまで打ち崩し、超えていく意気込みだ。

 大学日本代表で4番を務め、世代屈指の長打力を秘める大山。もう一人、超えなければいけない選手がいる。136安打で球団新人安打記録を塗り替え、新人王に輝いた高山。「タイミングの取り方であったり、参考にすることはたくさんあると思います」。尊敬の念は絶えないが、志はもっともっと高い。

 「高山選手の記録は一つの目標というか、そういうものを超えられるような選手になりたいなと思います」

 背番号は「3」を背負う。八木裕、関本賢太郎ら歴代の先輩に敬意を表しながら、「背番号3番に恥じない成績を残したいです。新人王を一つの目標にしてやっていきたいです」と胸を張った。

 さあ、新たな挑戦の幕が開ける。街にはクリスマスのネオンが光り輝く。大山は夢の続きを歩き始めた。

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