金本虎、春季キャンプからG徹底マーク!倒せ巨大補強の宿敵

 阪神スコアラー陣が、今オフに大型補強を敢行している巨人の新戦力を徹底マークすることが8日、分かった。FA、トレード、新外国人獲得で巨大戦力を整えつつある宿敵を例年以上に警戒。来季開幕に向けて過去のデータを洗い直すだけでなく、春季キャンプ、オープン戦と偵察部隊を派遣し、総力を挙げて丸裸にしていく。

 宿敵が3年ぶりのV奪回への本気度を示すような超大型補強を着々と進めている。球団関係者は「巨人の補強はすごい。全員主力になる選手を取っている。(春季)キャンプ、オープン戦は新戦力をチェックしていく」と巨大戦力を徹底解剖する方針を明かした。

 FAでDeNAから山口俊、ソフトバンクからは森福が加入。さらに日本ハムから陽岱鋼の入団も決定的だ。トレードで日本ハムから吉川光が加わり、新外国人として元楽天のマギーとも契約合意。「あれだけそろえると、余ってくるのでは」と余計な心配をしたくなるほどの大補強だ。

 特に注意を要するのが元楽天のマギー、陽岱鋼、森福ら、パ・リーグからの移籍組だ。交流戦があることから「全然知らない選手ではない」と言いながらも、試合数が少ない分、データも同一リーグの他球団と比較すると少ないのが実情だ。

 スコアラーの一人は陽岱鋼の守備力を高く評価する。「他球団が『大和が外野を守っているのが嫌』と言うのと一緒。守備は大きい。打点に相当する。肩と守備は分かっているので」と警戒心を強める。「初めてのセ・リーグで主力になるので、もう一回洗い直します」と慎重にデータ分析を進めていく。

 マギーについても同様だ。日本在籍は13年の1シーズンだけだったが、打率・292、28本塁打、93打点で楽天初の日本一に貢献。「力は持っている。ましてや東京ドームだから」と球場が狭いだけに細心の注意が必要となる。

 今季の伝統の一戦は9勝15敗1分けと大きく負け越した。甲子園では1分けを挟み、球団ワーストを更新する9連敗も喫した。巻き返しへの敵は、リーグ優勝した広島だけではない。打倒・巨人も乗り越えなければならない大きな壁だ。

 「今年の(データの)洗い直しは終わった。来年に向けての資料を作っている」と同スコアラー。2月以降はその資料を基に新しい情報を加えていく。来季最初の巨人戦は開幕3カード目となる4月7日からの甲子園3連戦。万全の準備を整えて、宿敵を本拠地で迎え撃つ。

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