金本監督 引退会見前日に長谷川穂積から連絡あった 第2の人生にエール
ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王者・長谷川穂積(35)=真正=が9日、神戸市内で会見し、現役引退を表明した。11月にデイリースポーツで対談を行うなど長谷川と親交のある阪神・金本知憲監督(48)が引退に関してコメント。「昨日、穂積本人から連絡をもらった」と明かした上で、第2の人生にエールを送った。
「(対談の際に)どういう道を選ぶことが穂積自身にとって格好いいのか。それを判断材料にして決めたらいい、と言っておいたけど、最後は、どうした方がいいとは言えなかった。彼が選んだ道だから、それは尊重すべき…でも、本音を言えば、もう一度試合を見たい気持ちはあった」
07年の出会いから10年になる付き合い。それだけに、戦う姿を見られなくなったことに対する思いはあるが「今後のことを考えれば彼の判断は良かったと言えるし、何より、強いチャンピオンのまま終われるのだからすごくいいことだと思う」と決断を尊重した。
「穂積は人間性もしっかりしている。これから何をやるにしても、新しい世界で成功できると思う。チャンピオン、現役生活、本当にお疲れさまでした」とここまでの労をねぎらった。