岡崎 来季も開幕マスク!正妻競争負けん
阪神・岡崎太一捕手(33)が逆転レギュラーを狙う。10日、奈良県内で開催されたイベント「プロ野球・奈良県人会」で17年開幕スタメンへの熱い思いを語り、故障でレギュラーを手放した今季の雪辱を誓った。
今季限りで現役を引退したハマの番長、三浦大輔氏、虎のOB関本賢太郎氏ら奈良県出身者が集った会で岡崎が決意を明かした。野球少年から「今までで最も感動した試合」を聞かれた際、「今年の開幕戦です」と即答した。プロ12年目にして初の開幕先発マスクを任された試合を「緊張と感動と両方」と振り返り「来年もそこを目指す」と言い切った。
大役を担い、遅ればせながらブレークの予感も漂ったが、7月に左手を負傷。有鉤(ゆうこう)骨骨折で除去手術を受け、後半戦の大半を棒に振った。
「不注意での故障ではなかったけれど、他の選手にチャンスを与えたのは自分。もう一度、ポジションをつかめるようにやりたい。一からアピールする」。矢野作戦兼バッテリーコーチは来季正捕手について「白紙」と話す。岡崎は「去年も自分が『開幕スタメンを狙う』と言ったら、何人もの人に笑われた。今に見てろよと思っていましたので…」。原口、梅野、坂本の三つどもえ…そんなチーム構想があるとすれば、逆転で覆してみせる。