掛布2軍監督 横田は「糸井に負けない」 トリプルスリーも可能
阪神の掛布雅之2軍監督(61)が14日、ABCラジオ「堀江政生のほりナビクロス」に生出演。飛躍が期待される横田慎太郎外野手(21)のポテンシャルについて「糸井に負けない」と絶賛した。さらに、近い将来のトリプルスリー達成も可能と断言。若虎の才能開花に、大きな期待を寄せた。
横田の持っている潜在能力は超人以上。掛布2軍監督は、はっきりと言い切った。まだ本来の能力を出し切れていないが「持っている体の強さ、スピード、パワー。この三つ全てにおいて糸井にも負けない」と絶賛。愛弟子のポテンシャルの高さに、改めて太鼓判を押した。
横田は今季、開幕スタメンを勝ち取り、ブレークの予感を漂わせた。だが、結果的に2度の2軍降格を味わい、出場は38試合。それでも指揮官は「悔しさも覚えただろうし、いい経験もした」と話す。1年間、自身の思い通りにはいかなかった今季の苦しみは、必ず今後に生かされる。
“糸井以上”の潜在能力の持ち主は現在、台湾で行われているアジア・ウインターリーグに参加中。積極的に盗塁も決め、自慢の快足も存分に発揮している。また、掛布2軍監督が視察に訪れた8日の試合では本塁打を放った。打率も3割超え。指揮官は「本当によくなっていた」と目を細めていた。
トリプルスリーも狙える。「クリアできるだけの足のスピード、長打を打てるパワーを持っている」と評価。一方で「確実性が加われば」と課題も挙げた。左利きで左腕の力が強い。左肩が先に出て、バットが外回りになることや、体が開くことがある。試合で打とうとする中で、練習でできている形を出せるかが飛躍へのキーポイントだ。
「来年の春のキャンプを楽しみにしてもらいたい」とミスタータイガース。才能開花に期待を寄せた。