恩師語る…金本監督は「つらそうだった」 広陵・中井監督が教え子激励
「広陵高校野球部・有志の会」の懇親会が29日、広島市内のホテルで行われ、同校の中井哲之監督(54)がかつての教え子である阪神・金本知憲監督(48)に思いをはせた。脳裏に浮かぶのは背番号6が悩み、苦しんでいる姿。激励の気持ちを込めて言葉を並べた。
「つらそうでしたね。自分が動くのではなく、人を動かす難しさを感じた1年だったんじゃないでしょうか」
64勝76敗3分けで4位に終わった金本阪神1年目。中井監督のコーチ時代の教え子は、勝ちながら再建を目指して戦ったが、壁にぶつかった。
それでも、期待感が薄れることはない。昨年の同会では「3年のうちに優勝してほしい」とエールを送っていた。来季こそ“広陵魂”で日本一の監督になることを信じている。