阪神・ドラ7長坂の祝賀会、“プロの先輩、高校の後輩”ロッテ脇本「今でも尊敬」

入団祝賀会でお刺身の舟盛りを手にする長坂(撮影・堀内翔)
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 阪神のドラフト7位・長坂拳弥捕手(22)=東北福祉大=の祝賀会が4日、生まれ故郷の群馬県富岡市内で行われた。高校時代までの関係者141人が出席。高崎健康福祉大高崎の後輩でロッテに所属する脇本直人も祝福に訪れた。

 高卒で入団した脇本はスピーチで「僕の方が先にプロの世界に入りましたが、今でも長坂さんのことを尊敬しています。これからはライバルにもなりますが、ともに頑張っていきたいと思います」とあいさつ。先輩の長坂も笑顔で応え、握手していた。

 また、恩師である高崎健康福祉大高崎の青柳博文監督も出席。「監督、コーチ、スタッフ、選手、すべての人からかわいがってもらえるような選手になってほしい。信頼されることが大事。ファンからも愛されるように」と飛躍の第一歩に人間性が重要であると話した。

 一方で、青柳監督はコミュニケーション能力に太鼓判を押した。小学校時代から大学時代までチームのキャプテンを任された長坂。青柳監督は「時には厳しく、時には優しく。後輩からも慕われていた」と話す。続けて「その辺(リーダーシップなど)の力は間違いなくある。キャッチャーは一度ポジションを奪ったら長い。頑張ってほしい」と人間性を認めつつ、エールを送った。

 今後は地元の強力な援護もありそうだ。今回の祝賀会の発起人である高崎健康福祉大高崎高・田島成久育成コーチは「後援会を発足する可能性はある。活躍すればね。みんなで見に行くとき、2軍の試合ではなく1軍の試合を見たいから」と説明。試合観戦や、年末に集まるなどイベントも行って行く予定だ。

 長坂はこれらの故郷の力に感謝しつつ「1軍での結果で、皆様に恩返しできるよう、頑張りたいと思います」と力を込めた。世界文化遺産・富岡製糸場のある地で育ったルーキー。新人合同自主トレなど、プロ野球人生は目前に迫っている。関西から遠く離れた故郷に届くほどの活躍をみせる。

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