原口オリジナル弁当発売へ 母・まち子さん監修のすき焼きなど
甲子園球場が今季、原口文仁捕手(24)とのコラボメニューの発売を検討していることが5日、わかった。球場で味わえる新商品はズバリ、原口の母・まち子さん“監修”の「すき焼き」。同時に好物の「とんかつ弁当」もオリジナル弁当として発売する予定だ。
甲子園で堪能できる原口のオリジナルメニューは、懐かしい母の味だ。店頭のスタッフが売り場で調理し、熱々のすき焼きを多くのファンの口へ届ける。家族を思い、また虎党を思う青年が導き出したやり方だった。
オリジナルメニューの打診を受けた際にまず、頭に浮かんだのが母・まち子さん特製のすき焼きだったのだろう。連絡を取り合い、異例とも言える“母監修”の下でメニューを作り上げていった。オフ期間で試行錯誤を繰り返し、ついに完成した原口家の味。特徴は牛肉ではなく、豚肉を使用すること。シンデレラボーイの原点がこの一品に凝縮されている。
また、選手オリジナル弁当も発売する。好物のとんかつ弁当に「原口選手の意向も踏まえて作らせていただきます」と関係者が話すように、チリソースをかける原口流の食べ方を実践。さくさくの豚肉と、ピリッと辛いソースが絶妙なハーモニーを奏でる。甲子園球場内で味わえ、こちらも要注目の新商品だ。
昨季は4月27日に支配下再登録を勝ち取り、瞬く間に飛躍への階段を駆け上がった。5月は月間MVPに輝き、オールスターにも出場。課題の守備面をクリアすれば、今季は正捕手獲りの可能性も一気に高まる。
もしかすると…レギュラー争いを勝ち抜くため、あえて母の味を選んだのかもしれない。今季は支えてくれる母を身近に感じることができる-。さまざまな思いが詰まったすき焼きに大注目だ。