虎のドラ3は“筋肉オタク”「才木んに君」や!専門書持参で入寮
阪神ドラフト3位ルーキーの才木浩人投手(18)=須磨翔風=が6日、他の6選手とともに鳴尾浜の選手寮「虎風荘」に入寮した。才木は「体のメカニズム」、「筋肉の仕組み」という専門書を持参。トレーニング時に使っている筋肉の部位を意識することで、効果を上げる考えだ。
あどけない表情を浮かべる才木の口から、聞いたこともないような名称が飛び出してきた。「今は大胸筋に力を入れてやっているんですが、前腕だったら後背の回外筋とか…」。回外筋とは前腕上部、肘付近に位置し、投球動作で大きなウエートを占める筋肉だ。
「筋肉を理解することで、トレーニングで鍛える効果が違うと言われた」と明かした才木。実際に「ここきてる~!!って考えながらやっています」と言う。過去には、お笑い芸人・なかやまきんに君が「おい!俺の大胸筋」と問いかけながら、筋トレしていた。才木も専門書を熟読し、同様の形で1年目の課題となる体作りに励んでいる。
部屋の整理が終わると、ジャージーに着替えてグラウンドへ。ポール間ダッシュ5往復に加え、サーキットトレで汗を流した。「自分の体に問いかけながらやっています」と笑った右腕。担当の熊野スカウトが「やりすぎるなよ!」となだめるほど練習好きな18歳にとって、虎風荘は最高の環境に違いない。