藤浪がWBC公式球で調整、高山はマシン打撃も
阪神の藤浪晋太郎投手(22)、高山俊外野手(23)らが10日、今年初めて鳴尾浜球場で自主トレを行った。新人合同自主トレ中のルーキーらが羨望(せんぼう)のまなざしで見つめる中、キャッチボールやウエートトレなどで調整。キャンプインに向けて徐々活気付いてきた中で、入念に汗を流していた。
現時点で決定はしていないが、第4回WBC出場に備える藤浪は、大会公式球でキャッチボール。最大40メートル前後の距離から力強いボールを投げ込み、「11月から使っているので」と対応にも自信をのぞかせる。キャンプ序盤での実戦登板を想定して、プロ入り後最速のペースで準備を進めているが「順調です」と、ここまでの仕上がりに手応えを感じさせた。
また、昨季新人王の高山も、この日から鳴尾浜で自主トレを開始。寮に戻った前日には明大の1学年先輩で、ドラフト5位で入団した糸原健斗内野手(24)=JX-ENEOS=とも対面した。この日はマシン打撃や素振りなど打ち込み。2月1日まで3週間を切り「キャンプも近くなっているので、それを感じながらやっていく。まずは同じポジションのライバルに、負けないようにやっていきたい」と前を向いた。