高山よ3年後首位打者「取らないといかん!」明大の大先輩・仙さん猛ゲキ

 阪神・高山俊外野手(23)が14日、都内の母校・明大で行われた「平成28年度東京六大学秋季リーグ戦、第47回明治神宮野球大会優勝祝賀会」に参加。同じく出席した同校OBで楽天の星野仙一球団副会長(69)から、「3年後は首位打者を取らないといかん!」と猛ゲキを飛ばされた。

 祝賀会が開演する直前、高山は大先輩を歩き回って探していた。最後列に大きな背中を見つけ、緊張の面持ちであいさつ。がっちり握手を交わすと「ケガをしないで、体には気をつけろよ!」と優しい言葉をかけられた。

 かわいい後輩を見つめる星野副会長の表情は実に柔和。だが、一方で“闘将”らしい猛烈なゲキも飛ばした。「3年後は首位打者を取れる。いや、取らないといかん。明治の『人間力』が必要だな」

 昨季は134試合に出場して打率・275、8本塁打、65打点。球団新人安打記録を更新する136安打を放ち、新人王にも輝いた。さらなる飛躍を目指す後輩へ、星野副会長は「今年が勝負。難しい球が来ると思うけど、それをいかに打ち返せるか」と指摘。「彼はセンスがあるし、ケガをせず今年を乗り越えられれば、3年後は首位打者も取れると思う」と期待を寄せた。

 高山も大先輩の言葉を感じている。「(星野副会長から)『ケガをするな』と言われましたし、そこだと思います」。目標の全試合出場を果たし「3割、20発」を達成すればまた一つ階段を上る。着実にステップアップしていけば、3年後の首位打者も夢ではない。

 「後輩に負けないようにやっていきます」

 壇上で抱負を述べると、最前列に座るDeNA・高田繁GM、星野副会長ら偉大な先輩方からの視線に背筋が伸びた。野球に対して真摯(しんし)に向き合い、感謝することを忘れない。明治伝統「人間力」を武器に、大きな壁も越えていく。

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