福留、鳥谷の名球会入り待っトリます!偉業へ残り128安打の後輩にエール
阪神の福留孝介外野手(39)が16日、宮崎市内で行われた「名球会チャリティゴルフトーナメント」に参加し、通算2000安打まであと128本に迫っている鳥谷敬内野手(35)の名球会入りに期待した。「今年はやってくれると思う」と昨季の不振からの脱却に太鼓判。鳥谷にも近い将来、名球会の一員になるよう願った。
3日間に及んだ名球会イベントに参加した福留は、チームにとって復活しなければならない男について言及した。それは阪神の顔ともいえる鳥谷。偉大なプレーヤーの証しでもある名球会入りを期待した。
「どんどん、若い選手も入ってくれればいい。広島とか中日は(名球会会員が)多いなと感じた。阪神の選手も目指してやってくれればいい」
鳥谷は通算2000安打の偉業まで、残り128本に迫っている。もう一度、遊撃のポジションを奪い返し、本来の力を発揮できれば、十分到達できる数字。福留も「彼を誰もが認めている。どう捉えていかに考えていくか。それさえすれば、今年はやってくれると思う」と復活に太鼓判を押した。
昨季、連続フルイニング出場が667試合でストップし、打率も・236とキャリア最低と不振を極めた鳥谷。だが、主将の肩書は福留が一時的に預かるなど、気持ちも新たに今季に臨むことができる。生え抜きで、これまでチームに貢献してきた男。新主将は「それは間違いないこと」と、あらためて鳥谷が阪神にとって特別な存在であることを強調した。
福留自身も心機一転でシーズンに臨む。新会員として初めて臨んだ名球会イベントでは多くの刺激を受けた。レジェンドたちと過ごし会話を楽しんだ。この日もチャリティーゴルフコンペに出場。充実した表情で引き揚げた。今回の参加者では最年少ということもあり「プロの世界に入った時のルーキーの気持ちがよみがえったような気がする」と39歳のベテランも独特の雰囲気を味わった。「いろんな人と話をさせてもらって、今後に役立てればいい」と、充実した3日間の経験を生かしていくつもりだ。
今後については「寒いので様子を見ながら。徐々にやっていこうと思う」と、40歳シーズンに向けて着々と準備を進める考え。後輩の偉業達成も見届けたい。12年ぶりの栄冠へ。虎の“レジェンド”2人が鍵を握る。