若虎よ食事に行こう!新キャプテン福留が沖縄Cで“福留会”

 阪神の福留孝介外野手(39)が21日、甲子園の室内練習場で自主トレを公開した。主将として40歳シーズンに挑む今季は沖縄キャンプから投手、野手に関係なく、若手と「食事に連れて行こうと思う」と“福留会”の開催プランを明かした。自身の成績もさらなるレベルアップを約束。チームとしても、個人としても充実したシーズンを送り、栄冠を目指す。

 チームの勝利が最優先だ。全員が同じ方向を向かなければならない。主将として40歳シーズンに挑む福留が、改革を起こそうとしている。「キャンプなので、技術的なこともだけど頭を使ってほしい。時間があれば、若い選手を連れて食事に行ったりとかしたい。ピッチャー、野手、関係なくね」と、沖縄で“福留会”を開催する考えを明かした。

 投手と野手は練習メニューも違えば、グラウンドでの動き方も違う。共有できる時間は少ない。阪神だけでなく、他球団でも同じだ。それでも新主将は「野手はピッチャーにいろんな話を聞けばいい。逆にピッチャーも野手に聞く部分はある」と、ポジションの垣根を越えた話し合いに効果はあるとの持論を展開した。

 若虎にとっても絶大な効果が見込める。数々のタイトルを獲得し、日米で経験豊富なベテランに話を聞くことができる。成長するための絶好の機会だ。キャンプ中の過酷な練習後でも「断ったら…ね?」とニヤリと笑う。だが、一転して穏やかな表情で「いつでも話すよ」と心の扉を開けて待つことを約束した。

 個人としても鉄人級の活躍を誓った。現役時代の金本監督が40歳で臨んだ08年シーズンは打率・307、27本塁打108打点を記録。「ユニホームを着ている以上、常に上を目指してやる」。だが、チームの勝利が「第一の優先事項」と話す。昨季チームトップの打率・311をマークした打棒で今季も白星を呼び込む。

 年末年始は海外で走り込みなど、長年培ってきた独自の調整法を貫いた。「僕自身がずっとやってきたやり方を信用して、変わらずやってきた」と米ロサンゼルスやハワイでは下半身のトレーニングを重点的に行った。

 今後は「春先から1年間、(体の状態を)整えられるように」とケガなど、コンディションに細心の注意を心掛ける。背番号8がグラウンド内外で軸となり、栄冠を勝ち取りにいく。

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